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東山動植物園の歴史

植物園の将来へ向けて

東山動植物園再生プラン

平成18年に基本構想が策定された東山動植物園再生プランにおいて、東山動植物園はレクリエーション施設というだけでなく、環境教育、種の保存、調査研究の面でのさらなる充実を図っていくことが謳われ、生物多様性保全における名古屋市の拠点施設として位置づけられた。植物園ではその取り組みの中で、桜の回廊、地域の自然学習林、東海モデル林の3施設が平成20年度に整備され、市民に親しまれている。

世界的に生物多様性保全の重要性が認識される中で、地域の貴重な植物の保全の取り組みとして平成17年に「東海の植物保存園」を設置し、平成18年には植物園自然保護国際機構が提唱する「植物園の保全活動に対する国際アジェンダ」に登録するとともに、園が加盟している社団法人日本植物園協会の地域植物多様性保全拠点園にも認定された。更に、平成20年には「生物多様性のための自然博物館連合」に加入して、微力ながらも国際的な保全活動に貢献していくこととなっている。

目指す先「歴史と文化に育まれた人と自然のミュージアム」

植物の収集は、特に生息環境を保護する観点から原種や原産地が明確なものなどについて入手が困難となってきている。今後はやみくもに保有種数を追うのではなく、保有植物を継続して保存し、園芸の文化的関わりと背景の理解、希少植物の保存や調査研究、わが国の近代植物学の発展に貢献し創生期の状況を伝える郷土の偉人である伊藤圭介に関する調査研究、また求められてきている環境教育への活用により、市民の皆様に愛される「歴史と文化に育まれた人と自然のミュージアム」へと目指していく。

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