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オフィシャルブログ

向日葵(ヒマワリ)。

2020年07月25日(土)

夏を代表する花といえば、もちろんヒマワリですね。
ところでそのヒマワリですが、昨年はお花畑一面にヒマワリ畑が広がっていました。でも今年は少し趣を変えようとサルビアにしたため、昨年とは全くちがう景色になっています。
でも夏の果物=スイカ、夏のレジャー=海水浴・プール、夏のイベント=盆踊り・花火大会というように、夏の花=ヒマワリなのか、お客さまからは、「今、ヒマワリ咲いてますか?」の問い合わせを多くいただいております。
展望休憩所のある一角には、ヒマワリが申しわけ程度に植わっていますが、昨年のヒマワリ畑には程遠く・・・花壇です。

【今年のヒマワリはここだけです。】

写真①.jpg


❖でもせっかくなので、ヒマワリについて少し解説します。

ヒマワリはキク科の1年草です。そして茎の先に丸くて大きな花を咲かせます。一見遠目からは、ひとつの花のように見えますが、実は小さな花がたくさん集まっている集合花(しゅうごうか)なんです。そして一番外にある花びらのように見えるのは、舌状花(ぜつじょうか)といい、5枚の花弁が融合して一体化したもので、その一枚一枚がひとつの花です。一方内側にぎっしり並んでいる黒っぽい部分は、筒状花(とうじょうか)といい、こちらもその一個一個がひとつの花です。

写真②.jpg


◆では舌状花と筒状花の違いは何でしょうか?

もちろん色や形も全く違うため、すぐに見分けは付きます。でも一番の大きな違いは、花のつくりにあります。舌状花は雄しべも雌しべも持たない装飾花であり、種子ができません。一方筒状花は雄しべも雌しべも持つ両性花であり、種子ができます。そのため夏の終わり頃には、真ん中の黒っぽい部分はびっしりと種子が実ります。
毎年お盆を過ぎ、夏休みも終り近づく頃、びっしりと種子をつけて、うつむいているヒマワリを見ると、今年の夏もそろそろ終わりかな。と思います。

❖ではここからは、お花畑に咲いている花を紹介します。

【ジニア(百日草):キク科】栽培品種

写真③.jpg


【アガパンサス:ムラサキクンシラン科】栽培品種

写真④.jpg


【ノリウツギ:アジサイ科】栽培品種

写真⑤.jpg


【サルビア:シソ科】栽培品種/今年の景色はこちらです。

写真⑥.jpg


夏は、春に比べると咲いている花は少なめです。今はちょうどムクゲやタイタンビカスなど、アオイ科の植物が見ごろとなっています。そしてもう一つ、植物園はこのあたりでは、他よりもちょっとだけ涼しいですよ。皆さま、お待ちしています。


植物園 緑地造園係長 太田幹夫

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