4月19日は「飼育の日」
2019年04月19日(金)
時代は平成から令和へ。ご即位の儀式では歴代天皇に継承されてきた宝物と印鑑が新天皇へ継承されるということです。その宝物は三種類あることから「三種の神器」とも呼ばれ、社会生活の必需品に例えられることもあります。
では、動物園の展示動物で三種の神器はどんな動物になるのでしょう。
一般にはゾウ、キリン、ライオンがあげられるようです。
東山動植物園では、昨年の人気動物ベストテンでゴリラ、コアラ、ゾウという結果になりました。これらの飼育動物を裏方で支えているスタッフが飼育員と獣医師です。
そこで平成21年、(公社)日本動物園水族館協会*が協会の創立70周年を記念し、毎年4月19日を「飼育の日」とすることを「4・1・9(しいく)」の語呂あわせにかけて制定しました。
飼育員の仕事について理解し、動物園や水族館により関心を持っていただくというものです。
特に動物園での飼育員の仕事はたいへん幅広く、担当動物のお世話だけではありません。行楽シーズンにはキーパートークや教育プログラムの講師、日常的にはブログ発信など多忙な毎日です。
そして、希少動物の飼育にかかる調査研究も欠かせません。なかには生息地の調査チームに同行して、新種を発見してしまう強者もおります。(詳しくは2015年1月6日ブログをご覧ください)また、人気の職業として上位にエントリーされることもあるようです。
今回は動物会館の展示コーナーにおいて、飼育の日にちなんだポスター展(4月21日まで)を開催しています。興味のある方はぜひお立ち寄りください。
また、春まつり期間中は飼育員によるアニマルトークやゴールデンウイーク動物講座が開催されますので、お時間のある方はぜひご参加ください。詳しくは園内チラシかホームページをご覧ください。
*(公益社団法人)日本動物園水族館協会
日本動物園水族館協会(JAPANESE ASSOCIATION OF ZOOS AND AQUARIUMS)は、教育活動の充実や動物福祉の邁進、希少動物の保護繁殖などを目的に掲げており、日本国内の151の動物園・水族館が加盟しています。
HP: https://www.jaza.jp