コモド紀行(2)~コモドオオトカゲの住む島~
コモドオオトカゲは、インドネシア共和国の小スンダ列島と呼ばれる島々にのみ生息している固有種です。
《インドネシア共和国》
東南アジア南部に位置する、多数の島からなる国です。公用語はインドネシア語、首都はジャカルタ、人口は約2億8000万人です。
原生林が多く残されている島も多く、多様な生き物が生息しています。東山動物園で飼育している、スマトラトラやマレーグマなども、インドネシア共和国に生息しています。
〈小スンダ列島〉
東南アジアの島というと、熱帯雨林を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、コモドオオトカゲが生息する小スンダ列島は、インドネシアの中では乾燥した地域で、主な植生は落葉広葉樹林やサバンナです。2つの季節があり、1~3月が雨季、7~10月が乾季にあたります。
コモドオオトカゲは、多数の島の中でも、コモド島、リンチャ島、フローレス島など、限られた島にのみ生息しています。
野生のコモドオオトカゲに会うには、まず、フローレス島のラブハンバジョという都市を経由し(コモド空港という空港があります)、そこから航路でコモド島やリンチャ島に上陸するのが一般的なようです。
私も、ラブハンバジョの港からスピードボートに乗り、コモドオオトカゲの住むコモド島とリンチャ島へ向かいました。
道中の海がとてもきれいで、見えた島々も、日本で見る風景とは全然違って面白かったので、ぜひ動画をご覧ください。
次回は、ついにコモド島に上陸します!
動物園 川島