「毛糸でつくるメダカの産卵床作り」の産卵数結果発表!
4月13日に行われました「毛糸で作るメダカの産卵床づくり」の結果を発表します。楽しみにしていた皆様、お待たせいたしました!
設置の様子は前回のブログをご覧ください。
毛糸を設置した期間は4月13日~4月22日までの10日間で、色とりどりの毛糸産卵床数は全部で11個設置され、総産卵数はなんと1041卵でした。この日に合わせてメダカを育て、調整しました。
毛糸はすべて水槽から取り上げ、まず、並べてみました。
飼育スタッフでカウンターを使用して産卵数確認です!
一番多く産み付けてあった色は黒色でした。一緒に入っていた赤色にはあまり産んでおらず、黒色に多く産卵されていました。
次に多かったのはオレンジ色の毛糸でした。写真に見られる黒い粒は卵で、すでに発生しているので黒く見えます。
水草と同じ色の緑色毛糸は、意外と産卵されていませんでした。
水の色を連想させる水色もあまり産卵されていないようです。
水色と赤色の混合の毛糸では、赤色の毛糸に多く産卵されているようです。
今回の毛糸の色の違いによる産卵数データを一緒に載せました。 ※PDFはこちら.pdf
メダカは人の目よりも多くの色を認識することができるそうですが、予想に反して緑色や青色にはあまり産んでいないことは意外な結果ですね。今回の結果を踏まえて、私たちも効率よくメダカに卵を産んでもらえるよう毛糸と色の関係を考えながら、メダカたちを繁殖させていきたいと思います。そして、さらに他の色にも挑戦してみたいですね。
さいごに、ワークショップご参加の皆様、ご苦労様でした!
動物園 水野