いつかきっと
ニシゴリラのキヨマサが、今月の1日で9歳になりました。
そうですか。キヨマサとも、もうかれこれ9年の付き合いになるわけですね。早いものです。生まれが約半年遅いアニーと比べても、オスであるキヨマサは一回り大きく、筋肉質でがっちりしています。体重は約100キロで、ここから更にスピードを増しぐんぐん大きくなっていくことでしょう。体こそ大きくなりましたが、アイやアニー、そして父親のシャバーニともいまだによく遊んでいます。父親との良好な関係が続くのもあと数年かと思われますが、それまでは皆で、にぎやかに過ごしていってもらいたいものです。
さて、相変わらずの色男ぶりで人気のシャバーニですが、息子のキヨマサの方はというと、「・・・・微妙」だとか、「何かちょっと残念」、みたいな言われ方をすることがあります。私も、「う~~~ん、どうなんでしょうね?」などと、返答に窮することになるわけなのですが、じゃあシャバーニの若かりし頃はどうだったの?ということになりますよね。
はい、では上の写真を今一度見てみましょうか。最初に目にしたときに、んっ?と何かしら違和感を抱かれた鋭い方々がいる一方、キヨマサの話題なのだから当然キヨマサの写真でしょうと、何の疑いもなく流し見していた方々も多くいるのでは。そうなのです、実は上の写真、まだタロンガ動物園時代のシャバーニなのです。東山動植物園に来園する頃の写真だと思われますが、どうです?キヨマサにけっこう似てませんか?ということですので、皆さま、もう少し、いやもう数年お待ちくださいませ。おそら・・・く、いやきっと!いい男になるはずですから。
シャバーニ
動物園飼育第二係 伊東英樹