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103年ぶりの大発見

2018年10月30日(火)

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皆さんは桜の種類をどのくらい知っていますか?
ソメイヨシノ、ウコン、シダレザクラ、フゲンゾウ・・・10種類以上言えるという人は、サクラ通と言えるでしょう。
でもそれらは園芸品種であって「種」(野生種)ではありません。園芸品種は「種」(野生種)の桜が交配によりできた桜です。
では「種」(野生種)の桜はいくつあると思いますか?
答えは世界に約100種類、日本には10種類しかありません。
ヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、エドヒガン、ミヤマザクラ、カンヒザクラの10種類です。
ところが昨年、オオシマザクラが発見されてから103年ぶりとなる新種の桜が、国立開発研究法人森林総合研究所の勝木俊雄先生のチームにより発見され話題になりました。それがクマノザクラです。
クマノザクラは、紀伊半島南部に自生している桜ですが、今までは早咲きのヤマザクラとされていたため、100年以上もの間、発見されませんでした。
東山動植物園では今年、クマノザクラの実生苗を森林総合研究所から分けていただき、現在バックヤードで育てています。
まだ小苗なので花が咲くのは数年先になりそうですが、もう少し生長したら桜の回廊に植栽する予定です。
皆さん楽しみに待っていてください。

写真①.jpg

【クマノザクラ(苗)】

写真②.jpg

【クマノザクラ(葉)】

○お知らせ○
植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。
ご来園の際はぜひご利用ください。

植物園緑地造園係長  太田 幹夫

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