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ゴリラ近況 アニーの食事補助の章

2014年09月19日(金)

職員の手で育てられたニシローランドゴリラのアニー(1歳・メス)が母親のアイとの同居を始めて、およそ4ヶ月が経過しました。
アニーはアイを仲間と認識しているようで、後を追うようについてまわっています。
また、アイが何か食べていると、その口元をじっと見つめていることもあります。
アイの食べる様子を見て、何かを学び取ろうとしているのでしょうか。

ただ、アイと一緒に食事をしていると、食べる速度がアニーよりずっと勝るアイは、アニーが十分に食べる前に全ての餌を食べ尽くしてしまいます。
アニーは近ごろようやくおとなと同じものを食べることができるようになったばかりで、少しずつ口に入れ、ゆっくり時間をかけないと食べることができません。
これではアニーの体の成長のためによくないと考え、1日2回アイと分離し、別の部屋で食事をさせています。


レタスを食べるアニー


お客様からは見えないところにその部屋はありますので、その時間はアニーが見えなくなります。
ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

食事をさせる部屋には、アニーだけが通ることができる小さい出入口があり、アニーは自分の意志で入っていきます。


アニー専用出入口


空腹のときにはすぐに入り、問題ないのですが、そうでないときは、なかなか入ってこず、担当者が呼んでも、アイのそばを離れようとしません。
その間、担当者はずっと待ちぼうけです。
しかし、考えようによっては、それだけアニーはアイを仲間として慕っているわけで、ゴリラとしての社会性も育っていることの証明になるのではないでしょうか。
担当者といたしましては、うれしいやらさみしいやらの出来事です。


向かって左アイ、右アニー


動物園飼育第二係  澁谷 康

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