リキの冒険!
チンパンジーの赤ちゃん“リキ”は7月24日の誕生から145日令(12月16日時点で)が経ちました。今日はリキの近況について書かせていただきます。
誕生から毎日見ているので体格が大きくなった実感はあまりありませんが、来園者の方等は口々に「大きくなったね〜」と言って下さいます。順調に成長していると言って間違いないと思います。このごろは、カズミの背中に背負われていることがほとんどです。又、カズミが食べている餌に非常に興味を示して、カズミの腕ごと自分の方に引き寄せて餌をかじっていることもあります。でも、まだまだお母さんのオッパイが一番のご馳走のようです。
さて、見出しの冒険とはどんな冒険かと言いますと…。
展示室などでチンパンジー達がみんなでくつろいでいる時に、座っているカズミからリキが離れてオリを一人でよじ登っていることが多くなりました。初めはカズミの手の届く範囲までしか移動しませんでしたが、最近ではオリのテッペンまで登っていき、そこから横へドンドン移動していきます。オリの太さがちょうどリキの手に合っているようです。展示室にはロープや消防ホースが張ってあるのですがこれらはまだリキには太いようです。
こんなリキを見ているとリキに合ったサイズのロープが欲しくなってしまいますが…。
予算的な問題が…。
気を取り直して!リキはこれからもっといろいろな行動を新たにしていくでしょう。皆さんもリキや他のチンパンジー達に会いに来てください。
最後にお詫びですが、これから冬本番になり、風邪をひくことがあるかもしれません。予防の為、日中も屋内への入口を開放していますので全てのチンパンジーをご覧いただけないことがあると思います。ご了承ください。
動物園飼育第二係 近藤 裕治