長い間、ありがとう
2012年03月03日(土)
2月29日(水)早朝にオランウータンのバラン(オス)が永眠しました。
49歳で、日本国内最高年齢のオスでした。この冬に体調を崩して看病してきましたが、残念な結果になってしまいました。最後は眠るように安らかな顔でした。
バランは東山動物園(日本国内の)のビッグパパとして、長い間皆さまに可愛がってもらい、国内外にたくさんの子供たちを送り出しました。
バランは、1964年より東山動物園で飼育され、1984年にオランウータンの担当になった新人の私にオランウータンについて、本の上では知り得ない数々のことを時には厳しく、時には優しく、教えてくれました。
皆さま長い間、バランを可愛がってもらい、ありがとうございました。
今後とも、バランの子供達(ネオ、アキ、ピカ)の応援をよろしくお願いします。
動物園飼育第二係 木村 幸一