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メキシコウサギが亡くなりました

2022年05月12日(木)
動物園

2013年8月に来園したメキシコウサギの最後1頭(メス、9歳)が、2022年5月12日(本日)亡くなりましたのでお知らせいたします。

1 経 緯
最後となった個体は、メキシコウサギとしてはかなりの高齢で目もほとんど見えていなかったことから、バックヤードのみで飼育しておりました。
最近まで食欲旺盛で元気な様子を見せてくれていましたが、昨日から体調を崩したため、治療を行いましたが、残念ながら、2022年5月12日朝に老衰のため亡くなりました。
長い間、皆様にとても可愛がっていただき、ありがとうございました。

2 展示終了と今後について
 2020年10月5日からメキシコウサギは展示中止となっていましたが、この個体が亡くなったことにより当園での飼育は終了しました。
なお、あらたな個体につきましては、2017年の姉妹都市提携40周年を記念して、姉妹動物園であるチャプルテペック動物園から導入できるよう手続きをすすめてきましたが、チャプルテペック動物園における飼育頭数が激減してしまったことや新型コロナウイルス感染症の影響等により、現在のところ実現はできておりません。
引き続き、両園の動物交流についての協議・調整をすすめ、メキシコウサギの来園等が決まりましたら、あらためてお知らせします。

【参考】メキシコウサギについて
分類:ウサギ目ウサギ科
メキシコ市に近い火山域の標高2800~4000mに分布し、松林のある草原地帯で、サカトンという草を餌や隠れ家などに利用して生活している。生息域破壊により個体数が減少しており、IUCNの絶滅危惧種(CR)に指定されている。
ウサギの仲間としては最も小さい種類の一つで、耳が小さく足も短い。メキシコでは「テポリンゴ」と呼ばれている。2~5頭の群れで暮らし、主に昼間活動する。野生下では草(イネ科)、種子、樹皮、根などを食べる。
国内では当園のみで飼育で、2014年5月5日に国内動物園で初めて繁殖に成功した。

メキシコ.jpg

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