(植物園長の庭)ようやく春のきざしが...。
2025年03月01日(土)
ようやく暖かくなってきましたが、先月隔週で襲来した寒波には参りました。
ウメはまだ見頃には程遠いですが、それでもポツポツと咲き始めてきました。
ウメが咲く時期は、1月以降の最高気温を足した「積算温度」が600度に達する頃と言われています。試しに気象庁データを使って計算してみると、昨年の達成日が2月20日だったのに対し、今年は、2月末になっても達することができず、3月初めまでかかりそうです。どうりで開花が遅い訳ですね。
一つ補足しておきます。「積算温度」の達成日に開花する品種は植物園内でも特定できていません。今回紹介したのはあくまで寒さの度合いを示したかったのです。
フクジュソウは随分芽を出してくれ、一生懸命咲いています。写真は也有園にある武家屋敷門の近くですが、他の場所でも咲いており、もうすぐ日本庭園でも花が見られそうです。武家屋敷門近くにはふきのとうも。
この頃開花が気になっている河津桜は、先週土曜日に第1輪が咲いたのですが、その後が続かずこのブログが出る頃に咲き始めるか、といった感じです。
今年はウメとサクラの競演になること間違いなし、といったところで、最後にしゃくなげの森の手前にあるピンクネコヤナギを紹介します。
日によって寒暖差が激しい時期です。その日にあった服装でおこしください。
植物園長 下総