(植物園長の庭)春はまだまだですが...
2025年02月01日(土)
あと数日で「立春」を迎えますが、まだまだ寒い日が続きます。
冷え込みが厳しい折、植物たちもなかなか春を告げてはくれません。
節分草(セツブンソウ)も福寿草(フクジュソウ)もまだ芽を出さない今、頑張って春の訪れを告げてくれている植物たちを紹介します。
まずは、早春の小径に咲くロウバイ、ソシンロウバイから。
昨年秋になかなか寒くならなかった影響か、ソシンロウバイの葉が付いたまま開花してしまいましたが、ここにきてようやく葉が落ち、見頃となりました。
早春の小径を抜けて梅の谷を見回すと、たった1本、開花した梅を見つけました。「寒衣(かんごろも)」という品種です。
たまたま1年前の同じ日に同じ木を撮影した写真と見比べてみましたが、今年は開花が遅れているようです。
合掌造りの家の奥にある椿園には、早咲きのツバキが咲いています。白侘助や関戸太郎庵のほか、「菊更紗(きくさらさ)」や「明日香(あすか)」といったツバキが咲いています。
花園橋を南に渡ってしゃくなげの森の奥に行くと...。
スノードロップが咲いていました。
花園橋に戻って今度は中国産植物園林にいくと、シナマンサクが。
更にお花畑を目指して坂道を上る途中には、四季桜が。お花畑に到着し横にある梅の丘を見ても、ウメはまだ咲いておらず、隣接する桜の回廊では十月桜が咲いています。この二つの桜は秋からずっと咲き続けています。
日によっては底冷えする時もあります。暖かい服装でおこしください。
植物園長 下総