「動物が遊んで壊せるツルボール作り」を開催しました!
7月25日(木)に「動物が遊んで壊せるツルボール作り」を開催しました。実はこのワークショップは飼育員さんよりアイデアをいただき企画した、東山で開催するのは初めてのワークショップでした。
まず初めに「ツルボールとは?」何でしょうか。名前の通り、植物のツルを使ってボールを作ったものです。動物園ではこのツルボールをどのように使うかというと、動物たちが壊して遊んだり、ボールの中にエサを入れてフィーダー(エサをいれる物)として使います。
今回のワークショップでは、園内で採取した葛のツルやシセンレッサーパンダの食べ残しの笹を使いました。
講師はクマや、ジャガーやユキヒョウなどのネコ科担当の飼育員さんたちです。
小・中学生の親子10組に参加いただき、合計15個ものツルボールが完成しました。ワークショップの最後にはマレーグマとニッポンツキノワグマへその日作ったツルボールをあげて、クマたちの反応を参加者のみなさんと観察しました。
ワークショップの様子やクマたちの反応を動画にしましたので、ご覧ください!
動画では、クマたちのツルボールへの様々な反応が見られるかと思います。ちなみに、とってもよい反応をしてくれたマレーグマのツルボールには好物のはちみつを塗っています。
ツルボールを使うと、動物たちは新しいものが入ってドキドキしたり、どうやって中のエサを取ったらいいかを考えたりするのですが、そういう時間はよい刺激になったと思います。
観察で使わなかった他のツルボールは、後日ネコ科動物、サルの仲間に使わせていただきました。その様子は公式YouTubeをご確認ください。
【ユキヒョウにあげた様子】
【アライグマにあげた様子】
この度ご参加いただきました皆様、動物たちのためにたくさんのツルボールをつくっていただき誠にありがとうございました!!
また他にも動物たちのために使える物を作るワークショップを企画したいと思っていますので、楽しみにしていてください。
環境教育解説員 中囿