アジアゾウのうらら、大きく育っています
ゾージアムで暮らす5頭のアジアゾウは元気です。待望だったアヌラの第二仔であるうららは無事に2歳の誕生日を迎えることが出来ました。
出産時推定150㎏だった体重も1200㎏近くになりました。お姉さんのさくらが2歳の時は約1000㎏だったので、さくらより大きく育っています。
身体が大きくなったことで生活に変化があります。それは、夜間の過ごし方です。うららが生まれた時から親仔3頭はずっと同じ空間で過ごしています。獣舎内でも快適に暮らしてもらうため、寝室①と寝室②を開放し、広く使えるようにしようとしました。ところが、小さかったうららは、開放した間仕切り柵の隙間に入り込んでしまうという事件が起きました。応急的に単管パイプを加工し隙間を塞ぐことはできたものの、強度的に不安があったので、夜間に職員が不在になる時は、仕方なく寝室①だけで窮屈に過ごしてきました。
令和6年5月頃から、日中に単管パイプを取り外した状態でのうららの行動観察を開始し、隙間に入り込むようなことはないと確認できたため、5月27日から夜間の二部屋使用を開始しました。これにより。親仔3頭の夜間の生活が少しは豊かになったと思います。
【左から アヌラ うらら さくら】
動物園 辻