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魚にだって腹時計があるよ!

2024年01月07日(日)

みなさんは魚にも「腹時計」があることをご存じですか?

今回はわかりやすい魚として、世界のメダカ館で展示中のアユモドキという日本産の淡水魚で見てみましょう!

アユモドキは、実は国の天然記念物に指定されている希少種です。主に京都府と岡山県の一部にしか生息していない絶滅寸前の淡水魚なのです。でもこの魚、行動パターンがはっきりしているのです。

ではご紹介します。

天然記念物 アユモドキ

天然記念物のアユモドキ.JPG


朝の9時すぎの展示水槽です。本来夜行性でもあり観察しようとしてもほとんどの個体は隠れていて中々姿を見せてくれません。

朝9時40分の展示水槽(アユモドキ).JPG

お昼すぎの13時です。まだ隠れています。お腹空いてないのかな?
お昼すぎ13時の展示水槽(アユモドキ).JPG

そして夕方の16時になると一斉に出てきています。実はこのぐらいの時間がエサタイムだと、知っているかのようです。時計なんかないのによくわかるな、といつも思います。エサの時間だから早く頂戴!!と群れ全体が主張しているようです。この行動は年間を通して同じです。なんとも正確な腹時計です。

16時の展示水槽(アユモドキ).JPG

皆様も、4時を過ぎるとお菓子を食べたくなるように、アユモドキもお腹が空くのでしょうか?ぜひ16時頃になったら世界のメダカ館希少淡水魚コーナーにありますアユモドキ水槽へお越しください。ちなみにアユモドキのような行動は他の魚数種にも見られます。


世界のメダカ館でさがしてみましょう!

動物園飼育第二係 水野 展敏

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