早咲きのツバキやサザンカが咲き始めました
こんにちは。
紅葉の見頃もピークを迎え、しばらくすると寒い寒い冬がやってきます。
そんな中でもこれから椿園のツバキやサザンカが見頃を迎えます。
既に早咲きの品種はきれいな花を咲かせてくれていますよ。
'常満寺(じょうまんじ)'
桃色で一重の花を咲かせます。筒状に咲く姿が愛らしい。
カンツバキ群の一品種 '富士の峰(ふじのみね)'
真っ白で八重の花が咲き、とっても豪華です。
このほか、東山植物園の椿園には約250種のツバキの仲間を展示しており、4月中旬頃にかけて次々に見頃を迎えていきます。
話は変わりますが、尾張を中心に三河、伊勢、美濃などの中部地方において、江戸時代から続く茶道・華道の繁栄に伴って収集、作出されたツバキは「中部のツバキ品種コレクション」として評価され、文化財、遺伝資源として貴重な植物コレクション(ナショナルコレクション)として認定されています(公益社団法人日本植物園協会 2021年5月7日認定第9号)。
東山植物園の椿園にも、早咲きの紅妙蓮寺(べにみょうれんじ)、参平椿(さんぺいつばき)や名古屋城門外不出の大城冠(だいじょうかん)、熱田神宮の太郎庵(たろうあん)など、ナショナルコレクション認定に含まれる品種が展示されています。
暖かい格好をして、是非見に来てくださいね。
皆さまのご来園をお待ちしております。
植物園緑地造園係 小栗 大樹