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飼育の日2021〜コロナに負けるな!飼料室のお仕事紹介〜

2021年04月19日(月)

2021飼育の日.jpg

毎年、4月19日は"4(し)・1(い)・9(く)"の語呂合わせから「飼育の日」としているのをご存じですか。当園も所属している(公社)日本動物園水族館協会が2009年(平成21年)に定めました。

その記念日にちなみまして飼育員さんのお仕事を紹介したいと思います。

今回は飼料室のお仕事です。

東山動植物園では哺乳類から魚類まで約460種類の動物を飼育していて、飼育員が担当動物に飼料(えさ)を与えています。これらの飼料(えさ)全体の調達・管理については飼育第一係に属する飼料室が一手に行なっています。

この仕事で重要なのは、個体のレシピどおりに、動物たちが必要とするえさを欠かさず用意することです。飼育担当が要求する飼料(えさ)の量を種類ごとに合計して業者に発注し納入してもらいます。納入される飼料(えさ)は野菜・果物・生きた昆虫など幅広いですが、当日にすべて使うものばかりではありません。

長期に保存のできる固形飼料・干草は倉庫で保管します。冷凍の肉や魚は冷凍庫で保管して、必要な分を解凍しながら徐々に使います。

冷凍で貯蔵される飼料(肉・魚).JPG倉庫で貯蔵される飼料(固形飼料).JPG

さらには、飼料(えさ)の下準備として、卵をゆで卵にしたり、ニンジンやさつまいもを蒸して蒸かし芋などをつくったりもします。ちなみに、飼料(えさ)に使う食材は、基本的には人間の食品と同等のレベルの品質を購入しています。飼料(えさ)が飼育係によって調理されていく手前までが飼料室でのお仕事になります。


下準備する飼料(卵・ニンジン・さつまいも).JPG

いよいよ新型コロナワクチンの接種が始まりました。ワクチンは本来もっている感染症に対する抵抗力・免疫力を高めるものですので、健康的な食事を摂ることが大切な要素になります。これは人も飼育動物も同じですね。

飼育動物が食べている飼料(えさ)を見たら、縁の下の力持ち的な存在である飼料室の飼育員さんのことを思い出していただけましたら幸いです。

動物園長 黒邉 雅実

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