スペインイボイモリの求愛
2020年11月09日(月)
スペインイボイモリはイベリアトゲイモリとも呼ばれ、体長はだいたい17〜20cmで、最大で30cmにもなるものもいます。
今回は自然動物館の両生類コーナーに展示されているこのスペインイボイモリの非常に面白い求愛行動が撮影できたので、紹介したいと思います。
繁殖期になるとオスの前肢に黒いパッドのようなものができ、オスが下からメスを抱き上げるような求愛行動を取るようになります。このときオスの精子の入った袋(精包)がメスに渡され、体内授精が行われれば産卵に至ります。
授精が成功していればこの先の観察が楽しみです。
動物園飼育第二係 佐藤陽太