6月の赤ちゃんズ ~June Babies~
2020年06月19日(金)
梅雨に入り、曇りや雨の日が多くなりました。この季節は水辺やプールで過ごす動物が似合いますね。そんな中でカリフォルニアアシカが再開園を待っていたかのようなタイミングで出産しました。 まだ若い個体の"アナ"にとって初めての繁殖になります。
臨時休園になって以降、出産の便りが4月19日「ジャングルキャット」、5月29日「サーバル」、そして6月9日「カリフォルニアアシカ」と続きました。たまたま全ての個体が初産で、うまく子育てができるか少し心配をしていました。カリフォルニアアシカは、仲間のいる群れ環境での出産のおかげか母子ともに落ち着いていて子育ても順調のようです。
一方、ジャングルキャットは無事に生まれたものの、母親が少し神経質になっており、現在は親子ともに非公開になっています。
【ジャングルキャットの親子】
サーバルは、母親が上手く育てられなかったため人工哺育に切り替えました。バックヤードで飼育員が母親代わりになってミルクを与えています。
【サーバルの赤ちゃん】
ということでカリフォルニアアシカ以外の赤ちゃんを見ていただくには、もう少し時間が必要ですが、楽しみにしながら待っていただけたらと思います。
でもご安心下さい。カリフォルニアアシカだけではないですよ。コアラのビッグママこと"ティリー"の6頭目の赤ちゃん(12月22日生まれ)が育仔のうから顔を出すようになっています。詳しくはコチラ
【コアラの親子】
現在、新型コロナ感染症への対応から入園者の人数制限を行っていますので、お互いに社会的な距離(ソーシャルディスタンス)を保ちながら、動物赤ちゃんの初々しい姿を楽しんでいただけましたら幸いです。
※ご来園には原則、事前予約が必要です。予約方法など入園に関するご案内はコチラ
動物園長 黒邉 雅実