これも新型コロナの影響?!
今日は飼育動物のお話ではないのですが、動物園内に生きる動物のお話です。
先日、同僚より「カラスの巣があるのですが。」と言われました。場所はクマ舎横、遊具がある所の立木に巣を確認できました。その巣は2階観覧通路の"エゾヒグマ"を見ながら振り返るとほぼヒトの目線位置にありました。
巣には2羽の若いカラスを確認することができました。その巣を見ていると親カラスでしょうか、少し離れた樹上から警戒声を発せられました。
開園中だったら、遊具がある場所なのでお子さんや女性が親カラスから攻撃されていたかもしれません。そうなれば巣の撤去が執行されていたでしょう。ヒトの気配が少ないからこの場所に巣を作ったのだと思います。閉園中だからこそ見られた光景なのではないでしょうか。若カラスの状態から巣立ちも近いと思われます。
海外などでもヒトの活動が少なくなり、野生動物が街に出てくるなんてニュース映像を見たことがあります。
「飼育動物、動物園在住生物共々、皆さんにまたお会いできるのを楽しみにしている?」かは分かりませんが、ヒトが色々と我慢できれば活動自粛の緩和も早まることでしょう!みんなでもうひと頑張りしましょう。
動物園飼育第一係 近藤 裕治