石楠花(しゃくなげ)がきれいです。春蘭(しゅんらん)見られます。
2020年04月06日(月)
皆さんはシャクナゲを知っていますか。ひょっとしてシャクヤクと混同していませんか。
シャクナゲはツツジ科の木本、シャクヤクはボタン科の草本です。
その石楠花(しゃくなげ)が咲き始めています。
❖それではいくつか見ていきましょう。
【'スター・ダスト'】
【'アルタイル'】
東山動植物園の「しゃくなげの森」には、150種920本のシャクナゲが植栽されており、順次咲いていきます。これからが見ごろです。かわいらいい名前のついた栽培品種もたくさんありますよ。
❖'春蘭'(シュンラン)見られます
【'春蘭'(シュンラン)】
新元号「令和」は、万葉集にある「初春の令月にして 気淑(よ)く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披(ひら)き 蘭は珮(はい)後の香を薫す」という文章にもとづいて制定されました。この文章は、730(天平2)年に、太宰府の大伴旅人邸に山上憶良らが集まって詠んだ、32首の梅の歌の序文の一部です。
'春蘭'は合掌線沿いの岩組の中にひっそりと咲いています。
東山植物園緑地造園係長 太田 幹夫