植物園の河津桜 (星が丘門花便りNo.117)
2020年03月07日(土)
こんにちは。星が丘門公園愛護会です。毎月第1水曜と第3水曜の10時半から約1時間、東山動植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、マスクを装着して行いました。
気になるのはチューリップの成長具合。どれどれ...とプランターを覗けば、この1か月で少し背が伸びて6㎝ぐらいの背丈になっていました。大きくなってよかったねと声をかけながら、ビオラの花殻を摘みました。
今にも雨が降りそうな空模様でしたが、暖かくなり植物も水分を欲しがっているだろうと、水やりをしました。そろそろ啓蟄(けいちつ)。土の中で冬ごもりしていた虫や生き物たちが、地上へと這い出してくる時期です。寒い日もあるけれど、優しい日差しとさわやかな風に、昔の人も心が弾んだのだと思います。
春といえば桜。そして早咲きといえば河津桜。東山動植物園にも河津桜があるのをご存知ですか? 毎年、見ごろを見逃していたのですが、今日こそは...と「桜の回廊」の麓まで足を延ばし、あっぱれな満開を鑑賞しました。
次の桜は、河津桜の左にある椿寒桜。青春まっしぐらという感じです。
次は修善寺桜。楚々とした乙女の雰囲気を漂わせています。「曇り空のほうが、桜がきれいに見える気がするわ。今日来てよかった」という声が聞こえてきて、共感しました。
時節柄、来園者数は少ないようでしたが、花は季節に従順です。園内のあちこちに、ひっそりと、しかし凛として咲く水仙の姿に心惹かれました。
水仙剪(き)る錆(さ)びし鋏(はさみ)を花に詫(わ)び 桂 信子
令和2年3月5日 星が丘門公園愛護会会長 濱田淳子
緑地造園係 野村幸央