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植物の色(桜色)

2019年12月12日(木)

園内の紅葉もそろそろ終盤となりました。
冬に「桜色」?と思うかも知れませんが、植物園では約120種類の桜の品種を保有しており、現在、桜の園では「四季桜」、「十月桜」、「子福桜」、「アーコレード」の4種類の桜の花を見ることができます。

桜は、春に花が終わった後から、夏にかけて翌年の花芽を作ります。できた花芽は休眠ホルモンの影響で開花が抑えられますが、秋になって葉が落ち、冬の寒さに当たることで、次の開花の準備が始まります。

一方、四季咲き性の桜は休眠性が弱いため、冬の低温にさらされなくても、秋の気候を春と勘違いして開花してしまいます。ソメイヨシノなど春になると一斉に開花する桜とは異なり、秋から春に掛けて少しずつ蕾がふくらみ、開花し続けます。

春の桜には植物の生命力を感じますが、寒さに耐えて健気に咲いている冬の桜の花も、粋なものです。

写真①シキザクラ.jpg

四季桜(シキザクラ)

写真②ジュウガツザクラ.jpg

十月桜(ジュウガツザクラ)

植物園長 谷口茂弘

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