秋の七草(星が丘門花便りNo.108)
2019年08月23日(金)
こんにちは。星が丘門公園愛護会です。毎月第1水曜と第3水曜の10時半から約1時間、東山植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。
残暑というより酷暑だわ...と空に文句を言いながら、今回も自動車学校横の坂道を上り星が丘門へ。少し早めについたので、活動前に園内を散策しました。
最初に目に入ったのがツユクサ。続いてオミナエシ。
ハギは小さな蕾をつけていました。
日本庭園の池のほとりにはススキも。
秋の七草といえば、ハギ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、ススキ、ナデシコ、キキョウですが、そのうちの3種を発見したのです。オーシーツクツク、オーシーツクツク...と、法師蝉の声も。季節は秋へ移ろいつつあることを植物や昆虫が教えてくれました。
昆虫といえば、湿地園では数多くのシオカラトンボを見かけました。花や柵の上で静止していて、カメラを近づけても動じません。大物だわ(#^.^#)
今回はサギソウを見たくて湿地園まで来たのでした。楚々とした姿を写真に撮る人の、なんと多いこと! シラタマホシクサもこれからが見ごろです。
園内はそれほど暑くないので、更に足を延ばして也有園へ。江戸時代の俳人・横井也有の句と、それにちなんだ植物がある場所です。そこでこんな楽しい句を見つけました。
姫もあり又鬼もあり百合の花 横井 也有(よこいやゆう)
ちょっと川柳っぽくていいなぁとニコニコしながら、10時半過ぎには星が丘門に戻り、草取り、掃除、花殻摘み、水やりをしました。
今回は参加者が少なかったため、おしゃべりをする余裕もなく、汗だくになりました。でも作業後の炭酸水のおいしかったこと!
もう少し涼しくならないかなぁ。
令和元年8月21日 星が丘門公園愛護会会長 濱田淳子
(東山植物園担当:緑地造園係 野村幸央)