飛葛(トビカズラ)の花が咲きました。
2019年05月09日(木)
みなさんは、飛葛(トビカズラ)を知っていますか。
トビカズラは、マメ科トビカズラ属の常緑のつる性植物です。中国の中西部から南部に分布し、日本での自生は熊本県と長崎県で確認されています。
源平の合戦のときに、観音像がこの木に飛び移り、焼き討ちを逃れたという伝説があり、「飛葛」と付けられたと言われています。同じマメ科のフジよりも花が大きいため、迫力があります。こちらは中国産植物林園で見ることができます。
【飛葛:トビカズラ こちらが花です。みごとに開花しました。他ではあまり見ることができません。】
【下がって見るとこんな感じです。気がつかずに通りすぎないように注意。】
❖ 他に近くで見られる植物は?
【鍾馗空木:ショウキウツギ こちらも中国産植物林園でみることができます。】
これからは、アジサイ科やスイカズラ科の植物が見ごろをむかえます。新緑と一緒にお楽しみください。
植物園緑地造園係 太田 幹夫