冠木門完成です。
2019年03月04日(月)
椿園の冠木門が新しくなりました。(名古屋東ロータリークラブさんからの寄附です。) ところで冠木門って、なに? そこで早速、調べてみました。 冠木門とは、『笠木を柱の上方に渡した屋根のない門』(出典:岩波国語辞典第五版)と記述してありました。
❖それでは早速、二代目冠木門を見てみましょう。
【国語辞典の記述をそのままに、具現化したかのような二代目です。】
【裏から見るとこんな感じです。なかなか重厚かつ立派です。】
(。´・ω・)? でも初代冠木門は、たしか屋根があったはず。なぜ?
❖それでは初代冠木門を見てみましょう。
【初代冠木門:確かに屋根があります。記述によれば、こちらは正式な冠木門ではありません。】
❖では、なぜ屋根付きにしたのか。
【実は初代には「椿園」の額が掛かっていました。書は元名古屋市長 杉戸 清さん筆です。】
これは想像ですが、屋根を付けたのは、この額を雨から守るためだったと考えられます。 初代冠木門は、1968年(昭和43年)に建てられました。実に50年もの長い間、その役目を果たしました。 もしも屋根がなければ、この額も朽ちていたことでしょう。2代目にも、この先50年間がんばってほしいものです。
なおこちらの額は、先代から引き継ぎ、雨が当たらないようにしてお披露目したいと考えています。 皆さん、どうぞお楽しみに。
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植物園緑地造園係長 太田 幹夫