アジアゾウのペアリング
早いもので、東山動植物園で初めて生まれたアジアゾウのさくらは6歳になりました。ゾージアムでは次の繁殖に向けてペアリングのトレーニングを行っています。
以前は、アヌラさくら親仔とコサラの3頭同居でペアリングを行っていましたが、さくらの安全を考慮し、親仔を一時的に分離してアヌラとコサラ2頭でのペアリングを試みています。
【隣の運動場のさくらを気にするアヌラ】
本来、群れで生活するアジアゾウにとって親仔の絆は相当強いようで、柵越しに顔は見えているのに不安になって落ち着かなくなります。回数をこなすごとに慣れてきてはいますが、近々訪れるアヌラの発情のタイミングまでトレーニングを続けたいと思っています。
【柵越しに両親の様子を気にするさくら】
動物園飼育第一係 辻 信義