謎?Ⅱ・なんで・こんなものが...
2018年12月28日(金)
植物園の竹林の奥にそれはある。
なんちゅう・デカさだぁ.........! 遠めからでもわかる・間違いない・灯(とう)篭(ろう)だ。
【なんだ・なんだ・あのデカいのは~\(◎o◎)/!】 【接近:灯篭?でもちょっと・デカ過ぎないか。】
でもこのデカさ、何か訳アリ? しかも不安定感・満載じゃないか。 な・なんで・・・なんで、こんなもんがココにあるんだ( ゚Д゚)‼‼ これは即、調べるべし。
<(_ _)>:現在、灯篭の周辺区域は立ち入りができません。どうぞご了承ください。
【さらに接近:見上げる・下に入るとちょっと怖いな。(――;)】 【後ろにまわってみるか・期待↑】
【何もない...↓デカいこと以外、至ってふつう。】 【調査結果*用途:待ち合わせ場所*2時に灯篭前集合~ぅ】
❖調べてみてわかったこと 元々は名東区猪高町藤森中段に設置されていたものです。藤森西土地区画整理組合が竣工の記念に設置した竣工碑に付属していた大型の山灯篭で、あまりにも大きすぎるため、住民から安全性が危惧されるので撤去してほしいとの声が多く寄せられました。そのため名東区役所から植物園に受け入れの相談があり、園内で安全性や修景等を考慮して検討した結果、昭和58年ごろに今の場所に設置されたようです。
ジャンボ灯篭は、 高さ5.5m~6.0m、幅(笠部分)3.5m~4.0m×2.5m×3.0m、総重量:40t~45t 石材:菰野(こもの)石(いし)(花崗岩)、形式:山灯篭
❖ジャンボ灯篭の特徴(あくまでも個人の感想です。) 一般家庭に置くには不向きな程の大きさ、不安定と安定の中間的なポジションのバランス感覚、何人も素通りさせない存在感と自己アピールの強さ、移設された納得の理由 (~_~;)といったところでしょうか。
【こちらは、よくある灯篭の風景】
【日本庭園:植え込みの向うに灯篭が見えてきました。】 【裏側:大きさに関係なく基本の造りは同じです。】
【正面:やっぱり灯篭は、これくらいが程良いですね。こちらも山灯篭です。】
【おまけ】 では、石つながりで、もうちょっとだけ。
植物園には他にもちょっと変わった石のモニュメントがあります。 まずはこれ。スカイビュートレインの植物園駅のそばにあるもの。一見してカタツムリかな?
【カタツムリ?でもちょっと角度を変えると...。】 【人が車輪を引っ張っているようにも見えませんか。】
【こうして縦にすると犬の遠吠えのようにも見えませんか。わん・ワオーン。】
この彫刻の題は「レーベ ベーセン(生物)」。元々は星ヶ丘自動車学校の敷地にあったものを昭和57年に寄附していただきました。制作者は、加藤邦彦さん。高さ215cm、長さ200cmのみかげ石製です。 ところで、みなさんは何に見えましたか?
次はこれ。フラワーステージ近くの植え込みの中にあります。一見して杵(きね)かな?
【ウサギが餅つきするにはちょっと...デカいぞ!】 【こちらは解説がありました。ラッテ ストーンです。】
ラッテ ストーンは、チャモロ文化を代表するもので、紀元前1500年に本来、住居の土台として使われたものです。(説明文より) 残念ながら、こちらはレプリカ、高さ200cmのコンクリート製です。本物はもちろん石製です。 どうです。植物園。まだまだ謎?が満載ですよ。(^.^)/~~~
○お知らせ○
植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。 ご来園の際はぜひご利用ください。
植物園緑地造園係長 太田 幹夫