ニホンザルのエサピッチャー
ホッキョクグマのエサピッチャーの愛称で親しまれた自動餌やり機が「動物園サポーター贈呈第20号」としてニホンザル舎に移設されました。9月に移設工事が終わり10月より運用を開始しています。
ホッキョクグマでは魚を投げ入れていましたが、ニホンザルでは「きのこ」を投げ入れています。
野生下において里山で生活をするニホンザルは、木の枝や木の実を季節に合わせて採食します。山菜であるきのこ類に関しても好んで食べているようです。
今回、ニホンザルのエサピッチャーで投げ入れる餌に、きのこを選んだのには理由があります。
①果物などおいしいエサでは奪い合いになりケンカになってしまう。
②おいしいエサをエサピッチャーに準備しておくと、投げる前にカラスに奪われてしまう。
などの理由からです。
現在はランダムで投げ入れられる設定になっていますが、ニホンザル舎まで足をお運びいただき、「きのこ」を食するサルたちの生き生きとした姿をご覧いただければと思います。
動物園飼育第一係 水野 要