キリン(マオ)の出産についての報告
ホームページでも報告させていただきましたが、2018年9月10日に、キリンのマオ(メス10歳)が、トリノ(オス12歳)との間に3頭目となる仔を出産しました。
10日の朝、無事に出産を終え仔キリンも起立していましたが、今回の仔キリンは過去の2頭の仔に比べると非常に小さく弱々しい様子でした。
獣医師はじめ多くのスタッフに力を借り、親子のケアにあたりましたが、翌日の11日朝には仔キリンは起立不能となり、処置などの甲斐なく午後3時ころ死亡しました。
体重27.5キロと正常な仔の1/3程しかなく成長が順調に行ってなかったことがうかがわれました。
現在は、マオはトリノとは別々に暮らしています。
産後の負担や体のコンディションを考え当面は単独での暮らしが中心になることと思います。現在は、マオは体調にも大きな乱れはありませんが今後はさらに注意深く見ていく必要があります。
まずは、担当者をはじめスタッフ一同、マオとトリノの日々の暮らしをいかに充実させ健全に暮らさせていくことに重点を置いて、これからの飼育に取り組んでいきたいと決意しています。
仔キリン誕生を心待ちにしていただいた皆様、マオとトリノを日ごろ大切に思っていただいた皆様にはとても残念な報告になってしまいましたが、今後も東山動植物園のキリンたちの応援をよろしくお願いします。
動物園飼育第一係 キリン担当者一同