ツユクサの仲間たち
ツユクサは、畑の隅や道端で見かけることの多い植物。
ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれており、この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もあります。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたものと言われています。
ムラサキツユクサ、ムラサキオモト等の園芸植物の他、日本にはツユクサ、イボクサ、ヤブミョウガなどが自生しています。ツユクサの仲間は熱帯地方にも多くが自生していて、多様性が高く広域に分布する仲間もあります。その仲間たちが27種類!日本のツユクサとはちょっと違い、葉っぱの色、形、それにかわいらしい花も見られます。
ツユクサの展示は洋風庭園中央、休憩広場(旧サンゲツ跡地)にて見られます。
色形の違うツユクサ27種類
Callisia elegans のかわいらしい花「elegans」は'上品な、優雅な'の意味。葉の模様が上品、優雅でしょうか。
植物園指導園芸係 平林和也