メダカもいろいろ
2018年03月11日(日)
ニホンメダカを含むメダカの仲間は現在36種類が生息を確認されています。
そのメダカたちは形態(見た目)も生態(生活)も行動も様々です。
世界のメダカ館では28種類を飼育し、そのうちの17種類を展示しています。
今回は飼育している中での、全長(口先から尾びれの末端までの長さ)が最小と最大のメダカを紹介したいと思います。
最小のメダカはタイメダカです。全メダカの中でも最小のメダカになります。
全長は約1.5cm、体は透き通り、とてもかわいいメダカです。こんなに小さいメダカですが、1㎜ほどの卵を毎日5~6個産卵します。
最大のメダカはサラシノルムメダカです。
全長は約8cm、体は光沢のある灰色で、メスが産卵した卵を孵化するまで約2週間腹部にもつという珍しい特徴をもっています。
卵の大きさは2㎜ほどで約20個産卵します。
この2種類は展示していますので、ぜひ探してみてください。
そして、世界にはもっと大きいメダカが生息していることがわかっており、インドネシア・スラウェシ島のポソ湖に生息するポップタエメダカは全長19cmにもなり世界最大のメダカになります。
とうていメダカとは思えないかっこいい姿ですが、口先の形やヒレの位置、目の大きいところなどメダカの特徴になります。
生息地での生息数が減少しているらしい、このメダカを、いつか世界のメダカ館でもみなさんにも見ていただきたいと思っています。
動物園飼育第二係 田中 理映子