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10月23日は世界◯◯◯◯◯の日

2017年10月15日(日)

10月7日(土)から秋まつりがスタートしました。今年も人気の飼育員によるアニマルトークや親子どうぶつ講座、東山初となる個体に着目したどうぶつ総選挙(主催:NPO法人東山動物園くらぶ)など楽しいイベントが盛りたくさんです。11月19日(日)まで開催しますので、ぜひご来園下さい。

さて、10月23日が何の日かご存知ですか。秋まつりのポスターにも登場していると聞けば、白くて愛くるしい動物の姿が頭に浮かんでくるでしょうか。そう、正解は「ユキヒョウ」です。

ユキヒョウは、ヒマラヤから中央アジアにかけて連なる山岳地帯に生息し、世界で最も高地にすむネコ科の野生動物として知られます。この日をユキヒョウの日と定めたのは2014年からです。前年、キルギス共和国で「世界ユキヒョウ保護フォーラム」が開催されたことを記念してWWF(世界自然保護基金)が制定しました。

ユキヒョウはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種(VU)に指定されています。しかし、その生息環境の悪化と密猟から、今も減少の危機が続いています。その美しい外観から、ハンターに狙われると思われがちですが、実は少し違います!

データを詳細に分析してわかったことは、密猟の目的の55%は、家畜を襲われた報復で、毛皮を目的とした密猟は21%でした。野生動物の保護は地域の事情や状況を理解することが大切とつくづく感じました。

ユキチ

東山では、1984年に西ドイツ(当時)のクレフェルト動物園から来園した雄イシュランとソ連(当時)のレニングラード動物園から来園した雌バイカの2頭で、1988年から1992年にかけて7頭の子をもうけ大家族のユキヒョウとして有名になりました。昨年、雄ユキチのペアとして新たに雌リアンをむかえました。そして開園80周年を機にユキヒョウの施設も改修しました。今後も希少種であるユキヒョウの種の保存に挑戦して参りますので、応援をお願いします。

リアン

動物園長  黒邉 雅実

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