夏真っ盛り
2017年08月01日(火)
今年も夏本番。暑い時期となっています。
夏休みの恒例「サマースクール」植物編を7月29日に行いました。大変人気のある催しで、いつも抽選となってしまいます。落選された子どもたちごめんなさい。今回は、「いろいろな葉っぱ・不思議な葉っぱ」と題して当植物園のフレッシュな職員を中心に進めていきました。植物の葉っぱについていろんなこと分かったかな?
夏をイメージする植物としてハイビスカスの赤い花も熱帯の気分になりますが、園内にあるアオイ科の植物も暑い時期に花真っ盛りとなって見事です。
夏は湿地の植物も元気になります。この地方は、昔から良質の粘土が取れるため、焼き物の産地でした。この粘土層の上にある表土がいろいろな原因で崩れると水を通さない粘土層の上に小規模な湿地ができてきます。これが東海地方にしか見られない東海丘陵要素植物をはぐくみます。日本庭園の古窯は、古代から粘土を利用して焼き物を焼いていた「穴窯」といわれる貴重な遺産を保存しています。
植物園長 藤井 辰則