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こども動物園に残る竹林

2017年06月21日(水)

先日6月2日に、レッサーパンダを東山動植物園に導入することをご報告いたしました。

実はレッサーパンダの飼育展示は初めてではありません。1950年代と1970年代にも飼育展示しており、繁殖をした記録も残っています。ですから“レッサーパンダを再導入します”が正確な表現かもしれません。

レッサーパンダは今でこそゾウ、コアラと並ぶ人気動物ですが、当時はそれほど知られておらず、今のようなブームもない時代でした。すぐ近くにアライグマも展示されていて、アニメの影響もあってか、そちらの人気の方が高かったようです。

展示場所は「こども動物園」エリアの一角で、すでに施設はありませんが、そのなごりは現在も残されています。それはレッサーパンダの餌用にと飼育員さんが植えた竹林(写真)です。現在の「こども動物園」の入り口手前の上り坂の脇にあります。ちなみに、当時のレッサーパンダ(写真)はこの笹を余り喜んで食べなかったとか。

現在も”こども動物園”に残る竹林

当時のレッサーパンダ

新しい展示場所は本園でライオン舎とトラ舎の間を予定しています。施設の整備はこれからですので、皆さんに見ていただけるのは平成31年(2019年)の予定です。少し先になりますが楽しみにして下さいね。

レッサーパンダはヒマラヤ~中国に生息地していますが、密猟や生息地の減少から生息頭数が減少したことが原因で絶滅危惧種(IUCN国際自然保護連合)に指定されています。再び、東山動植物園で繁殖に取り組むことはとても意義のあることだと思っています。

動物園長  黒邉 雅実

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