防疫を目的とした休園にご理解をお願いします
2016年12月11日(日)
このたびは動物園エリアを休園する事態となり、大変申し訳ございません。
これまで、太平洋戦争末期に1年ほど休園したり、台風などの悪天候やイベントに備える理由で休園することはありましたが、防疫を目的としたものは初めてとなります。
今回、平成28年12月6日に死亡したコクチョウの1羽が鳥インフルエンザの簡易検査で陽性になったことが発端となりました。さらに昨日シジュウカラガンが死亡するなど鳥インフルエンザを疑う発生に関わる飼育場所が1ヶ所から2カ所になり、防疫をさらに厳密に行なっていくための休園措置です。
鳥インフルエンザウイルスはカモなど冬の渡り鳥が大陸などから日本へ持ち込むと考えられています。なかでも高病原性鳥インフルエンザウイルスはニワトリなどの家きんやハクチョウなどのカモ目に対しては病原性が強いことで知られています。
特に今年は、11月から国内の数カ所で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されており、畜産農家だけでなく、動物園関係者も警戒を強めていた矢先でした。
本日、日曜日の動物園へのお出かけを心待ちにしていた方々には多大なご迷惑をおかけします。今後は、1日も早く再開し、ご来園いただけますよう職員一同頑張って参りますので、引き続きご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
動物園長 黒邉 雅実