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[80th] 80年の歴史を振り返る vol5 〜マカニー・エルド来園79年〜

2016年12月24日(土)

79年前のクリスマスイブ(1937年12月24日)
マカニーとエルドが東山にやって来た日です。
木下サーカスよりアドンとキーコとともにやってきたマカニーとエルドは、芸達者で瞬く間に人気者となりました。



アドン、キーコ、エルド、マカニー(昭和12年)



戦時中には、戦意高揚パフォーマンスに動員



戦時中のパフォーマンス(昭和10年代後半)



敗戦色が強くなると軍部から必要のない存在とされ
(昭和18年11月に、爆撃による動物の脱走を心配した軍部より東山の猛獣に対して殺処分を要請された。)

エサ不足でやせ細りながら、北王初代動物園長や当時の飼育員などの必死の努力により終戦まで何とか生き抜き



北王園長(左)(昭和25年4月撮影)



戦後復興期は日本で見ることができた唯一のゾウとして、みんなを元気にするために大活躍・・・



映画「待って居た像」主演エンタツ・金語楼さんと(昭和24年)



帽子を贈られるマカニー・エルド(昭和24年頃)



正門前でお出迎え(昭和25年)



御馳走をもらう(昭和25年象さん感謝の日)



みんなと浴衣姿に(昭和26年7月)



城山八幡宮にて



マカニーとエルドはまさしく激動の時代を生きたゾウでした。


昭和38年・・
9月9日にマカニーが1か月後の10月8日にはエルドもマカニーの後を追うように天国に旅立ちます。
マカニーとエルドは現在ライオン舎横にある動物慰霊碑で眠っています。



動物慰霊碑



つい先日までは、マカニーとエルドが来園79年を迎える本日、動物園エリアが休園しているとは想像もつきませんでした。
鳥インフルエンザの防疫対策をしっかり行い、少しでも早く皆様をお迎えできるようにしたいと思っております。
また、来年の開園80周年に向けての準備も、しっかりやっていきたいと思います。

マカニーとエルドも応援してくれているよね!
きっと・・


管理課業務係  瀬戸 耕二

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