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[80th]ズーボが行く!「イタセンパラの名前の由来は?」

2016年11月12日(土)

「守ろう天然記念物イタセンパラ・・・」



チラシを真剣に見るズーボ



どんな魚かなぁ?興味を持ったズーボ
早速、世界のメダカ館に行って水野飼育員にインタビュー!



ニホンメダカをバックに水野飼育員と「ハイ・ズーボ!」



<ズーボ>
ズーボですです。
「イタセンパラ」って、変わった名前だね。
<水野さん>
元々は愛知県の方言で、板のように平らな体形で、繁殖時(秋頃)に鮮やかなお腹になることから、「イタセンパラ(板鮮腹)」と呼ばれていたみたいだよ。
イタセンパラは日本の淡水魚の中で、いちばん体形がスリム(うすい)な魚だよ。
<ズーボ>
スリムな魚なんだぁ・・
<ズーボ秘書>
(ズーボと大違いだなぁ)



イタセンパラ(オス)



イタセンパラ(メス)



<ズーボ>
でも愛知県の方言がそのまま名前になるなんてすごいね
<水野さん>
かつては琵琶湖にも棲んでいて、関西では「ビワタナゴ」と呼ばれていたけど、琵琶湖の個体は絶滅してしまったので、イタセンパラという和名になったそうです。
今ではとっても希少な魚で、濃尾平野と富山県や大阪府の一部にしかいませんよ。

<ズーボ>
何でそんなに少なくなっちゃったの?
<水野さん>
河川の改修、ブラックバスなどの外来種の増加、密漁が主な原因だよ。上の階で飼育しているので、いっしょに見に行きませんか。
<ズーボ>
いくいく

〜ズーボ移動中〜

<ズーボ>
わあきれい!一緒に泳ぎたい!(ズーボ小さくなる)



小さくなっちゃったズーボ



<水野さん>
イタセンパラは近づくだけで、すぐに隠れてしまう神経質な魚だからいっしょに泳ぐのは無理だよ!
<ズーボ秘書>
ズーボ!風邪ひくよ!



泳ぐのあきらめイタセンパラを観察中



<ズーボ>
たくさんいる!これならたくさん増やすことができるね。
<水野さん>
そんなことないよ。イタセンパラの繁殖はとっても難しいよ。
イタセンパラは生きた二枚貝にしか卵を産まなくて、1年の短い寿命の中でその半分以上(7か月間)貝の中で生活するのだけど、貝が死ぬとイタセンパラもいっしょに、死んでしまいます。
淡水の二枚貝の飼育方法が、あまり確立されていないので、貝を冬の間、死なないようにすることが本当に大変です。



産卵の瞬間




写真上から

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