食欲の秋、学問の秋、ネコ科の秋...?
10月に入り、暦上では秋本番ですね!現実は晴天とは程遠く、かれこれ2週間ほどどんよりした天気が続いています。
秋晴れになるのはいつになるやら...憂鬱ですね。
さて、タイトルにもありますが、秋といえば食欲の秋。動物たちは冬に備えて食欲を増し、脂肪を蓄えてまるーくなってきました。冬毛と脂肪でまんまるふくふくな動物たちを見に来てくださいね。
学問の秋といえば、10月10日には動物会館で毎年恒例、動物講演会を開催いたします。
テーマとなる動物たちの研究を専門にしている講師の先生をお招きし、動物会館で講義を行っていただきます。
いつもの飼育員さんや獣医さんのお話とは一味もふた味もちがう、専門家ならではのお話を聞くことができます。
今年のテーマは『ユキヒョウ』です。
雪山の王者、ユキヒョウは手足が大きく、とても長くふさふさのしっぽをしています。
講演会では、動物園から野生まで、これまでの研究を通して分かってきた彼らの魅力についてを京都大学霊長類研究所 助教授の木下 こづえ先生が解説します。
木下先生は日本のユキヒョウ研究の第一人者でもあります。
事前受付不要!参加費無料(入園料は別にかかります)、雨天決行!
皆様ぜひ、聴きにきてくださいね!
くわしくはこちら
ユキヒョウといえば、『東山動植物園みんなで応援募金』のユキヒョウピンバッジ&カードはおかげさまで大反響!
お問合せ多数につき、10月1日から正門案内所・北園門案内所・動物会館の三カ所であらたにお取り扱いを開始しました。
現在、新たなバッジの制作にも取り組んでおりますので、今後もみんなで応援募金をよろしくお願いいたします。
最後に、本日10月8日は「ツシマヤマネコの日」です。
ツシマヤマネコは長崎県対馬に生息しているヤマネコで、当園にはひなた、りょう、ごくう、No65(非公開)の4頭を飼育しています。
ツシマヤマネコは日本に生息している哺乳類の中で最も絶滅の危機に瀕しているといわれ、環境省を中心に保護活動を行っております。
現在アジアゾウ舎前休憩所にて、ツシマヤマネコに関するパネル展を行っておりますので、この機会に一度ご覧になってください。
もうすぐ紅葉がきれいな時期になります。気候が良いこの時期に東山動植物園に遊びにきてくださいね。
管理課業務係 松本 紗季