[80th]ズーボが行く!「秋は紅葉。やうやう赤くなりゆくのはなぜ?」
今日の?は、「紅葉」。もみじはどうして赤くなるの?
行楽の秋、文化の秋、盛りだくさんの秋をもっと楽しむために、秋の醍醐味「紅葉」について、植物管理人の山田さんにインタビュー!
<ズーボ>
ズーボですです。(以下、秘書意訳)
もう10月。秋まつりが始まって、もみじ狩りの準備も進行中。緑色の葉っぱが、黄色くなって、真っ赤になるの、すごく不思議。もみじはどうして赤くなるの?
<山田さん>
もみじって、どんな時期に赤くなるかわかるかな?
<ズーボ>
どんなって…秋に赤くなるよ。
<山田さん>
そうだね。秋、寒くなってくると色づいてくるね。
もみじはね、寒くなると冬ごもりの準備を始めるんです。
<ズーボ>
え、冬眠するの?
<山田さん>
うん。もみじの木は、寒くなると葉っぱを落として休眠します。その前の準備として、葉っぱの色が変わっていくんです。難しいことは省くけど、お日さまのよく当たる葉っぱから、黄色や赤へと、だんだん色が変わっていきます。
<ズーボ>
なるほど、そういうことなんだ。
でも先生、イチョウみたいに黄色いまま落ちる葉っぱもあるよ。それはどうして?
<山田さん>
葉っぱの中には、緑色に見える色素や黄色に見える色素、赤く見える色素と、いろんな色の色素が含まれています。紅葉が始まると、木の種類によって、その色の色素が減ったり、増えたり、無くなったり。イチョウは黄色い色素が目立つようになるんだね。
<ズーボ>
へえー。きれいだなぁって見てるだけだった紅葉も、お話を聞くと奥深いね。
ところで、先生、今年の紅葉はきれいな色になりそう?
<山田さん>
うーん…、さっき言ったようなお日さまとか気温とかの具合や、まだ夏の時期の暑さや雨の降り具合とか、休眠に入る時の、葉っぱからの水分の抜け具合とか、すごくいろんな条件が積み重なって色あいが生まれるから、予測はとても難しいね。
<ズーボ>
先生でも予測不能なんて、一期一会の出会いにロマンを感じちゃうね、先生!
では、またまた!
先生、一緒にいろいろ教えてくれた植物管理人の皆さん、どうもありがとう!
ズーボ&ズーボ秘書