[80th] 80年の歴史を振り返る vol3 〜戦後復興期の東山がすごい!〜
第二次世界大戦で、東山動植物園も大きな被害をうけました。
戦前1000点近く展示していた動物も犠牲となり、終戦後ゾウ2頭を含むわずか26点に、また、植物園の温室も空襲を受けました。
職員は昼夜を徹して復旧作業を行い、昭和21年3月17日に一般観覧を再開することができました。
その後、昭和20年代の東山は本当にすごいです。
復興期といえばゾウ列車や移動動物園は有名ですが、
その他にもいろんなことをやっています。
例えば、動物がいなくなったキリン舎、アシカ池を映画館やプールとして開放したり(昭和21年)
上池に手こぎボートを営業したり(昭和22年)
抽選会を開催したり
(昭和25年に開催した「こども天国名古屋博覧会」で実施した前売券抽選会の特賞は、1等のブラザーミシンを押さえて、何と奨学資金20万円。復興期の時代を反映していますね。)
上池(ボート池)に昭和25年に完成した遊具
「ウォータシュート」
いちど乗ってみたかった・・・
こちらは映像でどうぞ。
船頭さんの動きに注目です。
戦後の復興期にこれだけの催事を行うのは、どれだけ大変だったか・・・
写真をみていると、お客様に楽ませるために頑張っている、当時のスタッフの強い思いも伝わってきます。
その思いは未来につなげていかなければと思いました。
管理課業務係 瀬戸 耕二