9月になり、夏も終わりですね
2016年09月02日(金)
8月27日(土)午後に植物園にて名古屋大学の多大なご協力によりキッズボタニカルラボが開催されました。
葉っぱの役割を実験にて「光合成について」と題し、葉の秘密や不思議を体験してもらいました。
保護者グループの飛び入り参加もあり皆さん熱心に取り組んでもらいました。
これからも植物や動物に興味をもちどんどん植物園に来てください。ありがとうございました。
植物のおもしろさを見ていただく良いものが展示できました。
8月末からショクダイオオコンニャクの葉芽が見られるよう、保管場所から温室後館のサンギャラリー移しました。
このショクダイオオコンニャクは、昨年東京の小石川植物園からイモを譲り受けた世界最大の花を咲かせる植物です。
今回は残念ながら葉芽でしたが、世界最大というだけあって葉(見えるもの全て)もとてつもなく大きいです。野外の也有園にあるコンニャクの葉と比べて3倍くらいの違いがあります。次の季節には花が咲くのでしょうか?楽しみに待ちたいですね。
夏も終わりになって、園内ではツクツクボウシ(セミ)がやかましく鳴くようになってきました。アブラゼミに比べて暑苦しさを感じないのはなぜでしょうか?
この夏の終わり初秋を感じる植物園の花の目玉は湿地園にあるシラタマホシクサです。この地方でしか見られない貴重な植物で絶滅危惧種でもあります。白く玉のような可憐な花の群生をお楽しみください。
さて、工事で閉鎖しておりました合掌造りの家は耐震改修が終わり9月から観覧できるようになりました。隣にあるトイレも綺麗になりました。
まだまだ暑い時期が続きますが、初秋を感じる花がいろいろです。
過ごし易くなるのももうすぐです。是非、植物園で季節の移ろいを感じてください。
植物園長 藤井 辰則