ショクダイオオコンニャク、巨大な葉っぱをお楽しみください
2016年08月25日(木)
昨年8月に小石川植物園から分譲していただいたショクダイオオコンニャクが、7月14日に発芽しました。かなり大きく育ってきましたので、今までバックヤード温室で栽培してきましたが、みなさんに見ていただきたくて、サンギャリー温室に展示しました。
ショクダイオオコンニャクは、インドネシアスマトラ島原産。
世界一大きく、そして強烈に臭い花を咲かせることで有名な植物です。今回は、葉芽でしたので、花は来年以降のお楽しみとなります。
とは言っても、ショクダイオオコンニャクの葉っぱは、充分に見応えのあるものです。この葉芽の大きさですと、葉っぱは、私たちの背の高さより大きくなるのではと、とても期待して見守っています。
現在、葉っぱが厚い鞘状葉(しょうじょうよう)と呼ばれる鞘(さや)の中から、出てきている様子がご覧になれます。葉っぱはとてもきれいに折りたたまれていて、成長するにしたがって開いてくるようです。すごい収納術です。
ショクダイオオコンニャクは、一年に一枚の葉しか出しません。今後、一見幹のように見える軸が出ます。葉柄(ようへい)と呼ばれる、葉っぱの本体を支える役割の部分です。その部分も含めて一枚の大きな葉っぱなのです。
今日の芽の高さは65cm。これからのダイナミックな葉の成長をお楽しみいただきたいです。
また、私たちが食用としているコンニャクは、也有園のお茶室の北側に植栽されています。
★花マップ★
植物園指導園芸係 今井田 春美