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[80th] 80年の歴史を振り返る vol.1 〜北極パノラマ〜

2016年08月08日(月)

過去を振り返るのは苦手ですが、現在の広報担当の最古参として、少しはがんばろうかと一念発起して、これから80周年に向けて、東山の80年の歴史をいろんな角度、視点から紹介していきたいと思います。(何回できるか不安ですが・・・)

80周年記念事業が成功するように、ゲン担ぎ!?として、末広がりとして縁起が良い数字である「八」が3つ並ぶ、本日8月8日8時にスタートします!

まず第1回目として、開園当初の動物園を紹介します。
東洋一の動物園として、昭和12年3月24日に開園した東山動物園。(植物園は昭和12年3月3日開園)



開園当初の正門(左側の看板に東洋一大動物園と書いてあります。)



開園当初(昭和12年)の俯瞰図



開園当初から現在ある施設として正門噴水やライオン舎などは比較的知っている人が多いですが・・



【左】開園当初の正門噴水 【右】現在の正門噴水)



開園当初のライオン舎



実はホッキョクグマ舎もライオン舎と並び、大型肉食獣舎としては日本初の檻のない獣舎として開園当初からある施設です。



開園当初の白熊舎



開園当初、ホッキョクグマ周辺は「北極パノラマ」と呼ばれ、当時の施設概要には「白セメントを以て北極の氷山を模し、白熊を放養する。又其前方には海獣の池があって、海豹(アザラシ)、海驢(アシカ)、おっとせい等を放し、寒帯動物の生態を示さんとするものである。」と紹介しています。



開園当初のあしか放養池(左上は白熊舎)



アシカって暖かい海に生息しているので、寒帯動物?と思うかもしれませんが、当時は寒い地域に生息していた「ニホンアシカ」を展示していたので、寒帯動物として紹介されています。
その、ニホンアシカはアシカ漁による乱獲が主な原因で、すでにどこにもいないです。(※IUCNのレッドリストで絶滅種。)
たった80年しかたっていないのに、当時展示していた動物が世界中どこにいっても見られないなんて、本当に切ないですね・・・。



ナイトZOOで賑わう現在のアシカ池・ホッキョクグマ舎



北極パノラマの主役、白熊(ホッキョクグマ)も地球温暖化などが原因で、彼らの居場所が少なくなっています。





80年後にホッキョクグマがいなくならない様に、動物たちの現状をもっと伝えていかなければと、過去を振り返り改めて思いました。



今年のナイトZOOでは白セメント壁面にオーロラを映し出しています。



管理課業務係  瀬戸 耕二

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