ハンゲショウが見頃となっています
2016年06月30日(木)
植物園の也有園と奥池にハンゲショウが咲き始めました。ハンゲショウの花期は6〜8月で、茎の上部に白い花を付けます。
茎の上部に着く葉の表面が、夏のちょうど今頃、白色になります。この様子から「半化粧」の名が付いたという説と、暦の「半夏生」(夏至から11日目)頃に葉が白くなるからという説があるようです。
今年の半夏生は7月1日、ハンゲショウはまさに見頃の時期となっています。
こんな爽やかな風情なのに、ハンゲショウはドクダミ科の植物。ドクダミと同様、根を伸ばして増えていきます。
関西地方では、半夏生の日にタコを食べるそうですが、作物がタコの足のように地面にしっかりと根を張ることを祈願するといった意味からの風習だそうです。
植物園は青葉の清々しい季節です。
是非、ハンゲショウの花を見に来てください。
植物園緑地造園係 山田 靖