17年ぶり!アカメアマガエルの産卵
2016年04月24日(日)
自然動物館で飼育展示しているアカメアマガエルが、4月23日に産卵しました。アカメアマガエルの水槽は、今年の2月28日から雨季のような状態に保つなど環境をコントロールしており、その結果産卵につながりました。
葉っぱの上に産卵されたアカメアマガエルの卵は、透明なゼリー質に包まれ、青白い色をしており、まるで宝石の様にとてもきれいです(担当者の目にはそう映ります)。
野生では下に水場がある場所に産卵し、ふ化したオタマジャクシは下の水場に落ちて育ちます。
卵の数はおよそ100個ほどでした。アカメアマガエルは1回の繁殖シーズン中に数回産卵しますので、この後も産卵すると予想されます。産卵直後のメスは、少しお腹がしぼんですっきりした感じです。
卵はおよそ2週間程度でふ化します。無事にオタマジャクシからカエルになるかどうかまだわかりませんが、今回の産卵はなんと東山動稙物園では17年ぶりです。今後の成長記録にご期待ください。
動物園飼育第二係 藤谷 武史