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まだまだ真冬ですが…

2016年02月01日(月)

先月は暖かい日が続いて、冬らしい寒さは下旬になってからでしたが、ようやく植物園寒中恒例のシモバシラに霜柱がつきました。毎年、朝はやくからカメラを手にこれを写そうと問い合わせや場所選びがあります。良く見るとやはり不思議な現象です。



シモバシラ(日本庭園)



園内には主に黄色の早春の花が咲き始めています。也有園では縁起の良い植物フクジュソウが顔を出し始めています。蕾の頃は、食用になるフキノトウと間違えやすく、有毒なので気をつけましょう。



フクジュソウ(也有園)



早春の小道ではこの時期から真っ先に咲き始める蝋細工のようなソシンロウバイやロウバイ、まずさくから来たと言われる花びらが線のようなマンサクなどが迎えてくれます。



ソシンロウバイ(早春の小道)



ロウバイ(早春の小道)



シナマンサク(早春の小道)



さて暖かい温室では、名前で春を感じる花が見られます。
ナンヨウザクラ(キューバ原産 トウダイグサ科)
別名(テイキンザクラ)温室サンギャラリー内





サクラという名がついていますが、花の形が似ているので日本人が初めて見た際にこの名前で呼んだのが始まりらしいですが、見た目赤い花がサクラに見えたのは不思議です。でも形も整っていてかわいらしい花だと思います。

キンカチャ(中国原産 金花茶 ツバキ科)温室サンギャラリー内
日本に紹介された際、衝撃だった花で、それまで黄花のツバキがなかったため、以後黄花をつけるツバキの作出ブームになったと言われるものです。中国南部原産であり、ツバキですが寒さに強くなく、東山では温室にありますが、花は通常のツバキと同じ頃に咲きます。





ラッパバナ(メキシコ ジャマイカ原産 ナス科)
カップオブゴールド トランペットフラワー  
温室サンギャラリー内
同じく春を感じる黄花、ナス科植物の花の特徴であるラッパ状の大きな花をつけます。見た目のままの名前がついているものの一つです。開花すぐは白っぽいのですが、日が経つにつれて黄色くなり芳香がつよくなってきます。





外はまだまだ冬の寒さのなかに少し春が感じられるようになってきています。温室内は暖かでたくさんの花が見られ、ほんとうに春のようになっています。
皆様カゼをひかないよう防寒をしっかりしていただいた上で一足先の春を感じて見て下さい。


植物園長  藤井 辰則

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