アカメアマガエルのシャワー
2015年07月14日(火)
自然動物館の外国産カエルコーナーに、アカメアマガエルが現在オス1匹、メスが2匹展示されています。この水槽は現在シャワーで雨を降らせたような状態が作ってあります。これは、現地の熱帯雨林の雨季を再現していて、繁殖を目的に行われています。
時折、抱接(ほうせつ:オスがメスに背中から抱きつく繁殖行動)する姿が見られる事があります。展示水槽内は湿度が高いため、少しガラスがくもって見づらいことがありますが、雨降る水槽をご覧ください。
オスがメスの上に乗り抱きついている様子。これは、オスがメスに対して産卵を促し、メスが産卵した時に、その上からオスが精子をかけ受精させる繁殖の第一歩になります。この行動を「抱接」といい、カエルの殆どの種類では同じような行動で繁殖します。
夜行性なので普段は目を閉じてじっとしていることが多いですが、繁殖期になると日中も少し動くことがあり、名前の由来でもある赤い目を開けていることがあります。写真は上にいるオスが赤い目を開けている状態です。
動物園飼育第二係 藤谷 武史