アジアゾウのネイルケア
ゾージアム(アジアゾウ舎)では、アジアゾウの体調管理を行うため、日頃からいろいろなトレーニングを行っています。今日はそのうちの一つ、足のケアについて紹介します。
伸びすぎた蹄を切ったり、割れてしまった蹄を健康的な状態に整えたり、足の裏に挟まった小石などの異物を取り除いたりするため、柵越しに足を出してじっとしていられるようにゾウさんたちをトレーニングしています。
このような状態で、鋏、削蹄鎌、やすり等の道具を用いて、足のケアを行います。
後肢の場合はこんな感じです。
オスのコサラの場合は、危険を避けるためにこのような小窓から足を出させます。
ちなみに、さくらも足を出せるようになりました。
アジアゾウのトレーニングは、ゾウさんたちの健康状態等によって変更する場合がありますが、ほぼ毎日、午後1時頃から行っています。
動物園飼育第一係 辻 信義